種類を理解して計画的に利用しよう

種類を理解して計画的に利用しよう

住宅ローンの金利には、最初から固定されているタイプと変動するタイプ、そしてそれらの折衷的なタイプと3つの種類があります。
元々、住宅ローンのサービスそのものが景気の変動の影響を受けやすいという特徴があります。
住宅の購入は、景気が良い時代に多くの人が儲けを出しているときでないとなかなか利用されません。
財産的な余裕があり、長期的に返済ができるという準備ができてから利用するものだからです。
こういった背景があるため、時代ごとによって住宅ローンの利息の負担も変化させる必要があります。
どういった金利のサービスを利用するのかも、こういった背景を根拠に考えていくことが大切です。
固定で利用すれば、低いときに利用することで長期的に恩恵を受けられます。
一方で、変動で利用すれば現状で高くても将来的に利息が小さくなる可能性も存在します。
返済の状況や家族の財産の状況を考慮して、最善の住宅ローンを選択しなくてはいけません。

コロナ禍の影響で住宅ローンの返済が困難になった場合はどうすれば良いのか

2020年から日本国内で多くの罹患者がでている新型コロナウイルス感染症では、休業を余儀なくされたことが原因で収入が減り、住宅ローンの返済が困難になる人が多くあらわれています。
もし、自身がこのようななりつつある場合は、住宅ローンの契約を結んだ金融機関に相談しましょう。
金融庁は全国の金融機関に対して、コロナ禍を理由とした貸付条件の変更には柔軟に対応するよう要請を出しており、金融機関も住宅ローンに限らず、コロナ禍の影響でローンの返済が難しくなった人向けの相談窓口を設置しています。
住宅ローンの支払いを期日までに行わなかった場合、通常は個人信用情報機関のデータベースに延滞の情報が登録されて新規の借り入れができなくなり、最悪の場合住宅が強制的に競売にかけられてしまいます。
しかし、コロナ禍が理由であれば、金融機関の担当者に相談・交渉を行うことで、支払期間の延長や支払猶予、ボーナス払いの方法の変更などが行われ、事故情報の登録や強制執行が行われるリスクを低減させることができます。